なぜ、年上の職人に委縮していた若手が自ら相談できるようになったのか?建設業のDiSC風土改革
- mmarket15
- 10 分前
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「現場で怒鳴られるのが怖い」「職人さんに話をしようとするとうまく話せなくなる」
これは10年前、ある創業100年を超える建設業の若手研修で、受講者たちから実際に出ていた声です。
建設の現場は命に関わる場面も多く、危険を回避するために厳しい声が飛ぶこと自体は避けられない瞬間もあります。しかし、若手が直面している恐怖はそれだけではありませんでした。
・上司への報告・相談で忙しそうにしているだけで話しかけられず、言葉に詰まる
・ベテラン職人への指示出しで、親子ほど年の離れた相手に委縮し、指示や差し戻しができない
・協力会社との調整で、相手の気迫に押され、伝えるべき要望を飲み込んでしまう
若手はつい数年前の学生時代、気の合う仲間を選んで会話をしてきた世代。
しかし入社2〜3年目、現場を任され始めた若手は、全く異なる価値観を持つ多種多様なプロフェッショナルと対峙します。
コミュニケーションの「具体的な武器」を持たずに丸腰で現場に放り込まれれば、心が折れ、早期離職につながってしまうのはごく自然なことです。
■「なぜ、あの言い方をするのか」を把握できる、相手を理解する「共通言語」を持つ
この課題を打破するために10年以上続けているのが、行動特性分析ツール「DiSC」を活用したコミュニケーション研修です。
目的は「相手のスタイルを当てること」ではありません。
「自分と相手はいかに価値観も、恐れも、モチベーションも違うのか」を客観的な事実として知ることにあります。
人は誰もが「自分の色メガネ」を通して相手を見ています。DiSCはそのメガネを外し、現場で起きている摩擦の正体をまざまざと見せつけてくれます。
そして、相手が好むコミュニケーションの仕方を瞬時に選ぶことができるようになります。
間は?声のトーンは?雑談多め?何にフォーカスして伝える?
ベテラン職人への差し戻し:どのタイミングで、どの事実から切り出すべきか
忙しい上司への報連相:結論から言うべきか、プロセスを共有すべきか
具体的な伝え方や間合いを実践ですぐ使える形で落とし込むことで、若手の中に劇的な意識の変化が生まれ始めました。
「怖いと思っていた上司は、怒っていたのではなく『正確に進めたい』だけだったのかも」
「職人さんが厳しかったのは、自分の段取り不足に対するプロとしての反応だったんだ」
相手を「恐れ」の対象から「特徴を持った仕事に不可欠な方」として捉え直した瞬間、若手の声掛けが変わっていきます。
しかも、自分への理解に納得したり、笑ったり、納得をしながら。
これが、私たちの研修の醍醐味です。楽しくなくっちゃ、頭に入らない!
■10年で起きた「社風の地殻変動」
若手のアクションが変わると、現場の空気も変わります。
今、この会社では若手から「職場は相談がしやすく、何でも受け止めてもらえる」という声が当たり前のように返ってきます。
10年前の受講者たちが中堅・指導層へと育ち、後輩の特性を理解したコミュニケーションを実践していることが大きな要因です。
そして、変化を肌で感じた上司陣の関わり方も少しずつ少しずつ、アップデートされたことが理由です。今では研修前、現場の上司から「おっ!DiSCを学んで来るんだ。あの研修は現場で使えるし面白いから、楽しんでこい」と背中を押されて来た、と毎年受講者が教えてくれます。
組織の風土改革は、一度きりの研修で劇的に変わる魔法ではありません。 最初は現場からの反発や戸惑いがあっても、粘り強く若手に武器を渡し続け、全社を巻き込む設計を信じて伴走してくださった人事・経営陣の皆様の決断があったからこその変化です。
■若手の離職を防ぎ、現場の「伝える力」を組織の強みに変える
「若手が何を考えているか掴めない」「現場のコミュニケーション不全による離職を止めたい」「歴史ある組織だからこそ風土を変えたい」
もし貴社でも同じような課題感を抱えていらっしゃるなら、まずは現場で戦う社員に「相手と通じ合うための具体的な武器」を持たせることから始めてみませんか。
貴社の現場に合わせた研修設計のご相談を承っております。



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