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AIによるプレゼンで創業時の「未完成」が消えていく〜今年の創業講座で見えたこと〜

mmarket15
20 時間前
読了時間: 3分

2つの自治体の創業講座と自社主催のアカデミーが修了し、

今年は大きな変化に驚いたことがあります。


それは、ほぼ全員がプレゼン資料をAIで作成していたこと。

資料の美しさ。構成の整い方。未来へのロードマップ。

数年前とは比べものにならないほど、レベルが上がっています。


店舗展開まで見据えた事業計画。市場分析。綺麗なイラストやイメージ写真。

AIの力って、本当に素晴らしい。

私自身も日々壁打ち、分析、アジェンダ作成など活用しています。

自分では思いつかなかった視点や瞬時の分析とアウトプットには、まるで魔法を手に入れたような感覚になります。


しかし!

今年はこの現実が大いに気になりました。

それは「練られていない」ということ。

 

             ▶︎Instagram投稿より


「本人を超えてしまっている」資料が増えたことです。

これまでの創業講座では、

パソコンも持ち込めない環境で、紙のワークシートに向かってひたすら書き込む。

宿題で、ターゲット像に近い人物へ話を聞きに行く。


身近な人に、「こういうアイデアを考えている」「私の強みってなに?」と、少し怖いけれど率直な意見をもらう。

そこで悩み、迷い、一度壊して、また考える。

仲間と語り合いながら、少しずつ自分の言葉になっていく。


もちろん短期間の講座なので、完成された事業になるわけではありません。

でも、その人だけの色が出る瞬間が何度もありました。

まさに、十人十色。

未完成だからこその、奮い立たせたような熱量がありました。


今期も宿題としてヒアリングを重ねてきてくださいましたが、

中には、AIがあまりにも早く綺麗にまとめてくれて、

未来まで先回りして描いてくれることで、

自分の未経験を覆い隠すほど、

完成したものができあがってしまうシーンもありました。

そうなると、未完成を露呈させる元には戻れない。


ここに、これからの時代の難しさがある気がしています。

最近、さまざまな人と、このテーマで語る中で、

デザインや商品づくりで人を惹きつけている人たちは、むしろ逆をしていることも面白く見ています。

手を動かす。

人と会う。

何度も試す。

お客様の反応を見て、また変える。

AIも使いつつ、手間をかけて、自分の体験や想いを練り上げる。


だから、人の心に届く。

人は、違和感を持たずに受け入れられるのだと思います。

むしろ、AI画像が増えたいま、際立つようになってきている。

「これは自分の言葉なのか」「加工された画像なのか」


ちなみに、うちに遊びにきていた中学生達によると、

「AI画像を使うのって、超ダサい」のだそうです。


理由を聞くと、

学校でもタブレットで資料を作るけれど、調べたり分析したりするためにAIを使うのは普通。

でも、画像まで全部AIだと、「ダサい」と思われるそうです。

(もちろん、これは我が家の子どもたち周りの個人の感想です)

デジタルネイティブ世代だからこそ、「便利だから使う」と「自分を表現する」は別物だと感じているのかもしれません。


大切なのは、AIを使わないことではなく、

AIにはできない、自分の経験。自分の葛藤。自分の言葉。

そこを、どれだけ磨けるか。

創業講座を終えた今、改めてそんなことを感じています。

 
 
 

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