15年続く企業との信頼関係が教えてくれたこと― 家族を連れて青森へ出張しながら、あらためて感じた「伴走する仕事」の本質 ―
- mmarket15
- 3月30日
- 読了時間: 4分
更新日:4月20日
先日、青森へ出張に行ってきました。
今回は、家族も一緒に連れての出張です。

訪問先は、15年来のお付き合いになるクライアント企業様です。
移動の道中、子どもたちの様子を見ながら、私はあらためて感じていました。
「一つの企業と、これほど長く関わらせていただけることは、本当にありがたい」と。
人材育成や組織づくりの仕事は、1回、ないし2回のサポートで終わることも少なくありません。
研修を実施して、その後の社内定着や行動変容は組織の方にお任せする。
そのような中で、10年、15年と組織に伴走し続けるには、
単なる「良い提案」や「良い研修」だけでは足りないと考えています。
企業との関係が長く続く背景には、当然ながら提供価値があります。
しかし、それだけで長期的な伴走関係が築かれるわけではありません。
私がこれまで多くの現場で実感してきたのは、
企業が本当に求めているのは、単発のノウハウ提供ではなく、
「この組織のことを理解し、変化に合わせて伴走してくれる存在」
だということです。
組織は生き物です。
現場の課題も、求められる人材像も、管理職の悩みも、時代やフェーズによって変わっていきます。
だからこそ、
その時々の課題に対して、表面的な対処ではなく、
組織の背景や文化まで踏まえて支援できる関係性の構築が必要です。
それは、一度きりの提案や、一回の登壇だけではつくれません。
■中小企業だけでなく、大手企業の“一組織”にも伴走してきた理由
私たちはこれまで、中小企業だけでなく、
大手企業の支店や事業部といった“一組織”にも、継続的に伴走してきました。
ここで大切なのは、企業規模そのものよりも、
「その組織が今、どのような課題を抱えているか」を正確に捉えることです。
たとえ大手企業であっても、
支店や事業部、営業所、現場単位で見れば、
そこには独自の課題や文化、人材育成上の難しさがあります。
管理職のマネジメント負荷
世代間ギャップによるコミュニケーションのズレ
接遇や対応品質のばらつき
現場の忙しさによって後回しになる育成
制度はあるが、現場に根づかない組織課題
こうしたテーマは、企業規模に関係なく起こります。
だからこそ私自身は、
「大手向け」「中小向け」と分けて考えるのではなく、
“一つの組織”に必要な支援は何かという視点で関わってきました。
その結果として、規模の大小を問わず、
継続的にご一緒させていただける関係が育ってきたのだと感じています。
■ご担当者が変わっても続く関係には、理由がある
長くお付き合いしている企業ほど、当然ながらご担当者の方が変わっていきます。
人事担当者が異動になることもあれば、管理職や責任者の方が入れ替わることもあります。
それでもなお関係が続いていく企業には、共通点があります。
それは、
「個人との関係」に留まらず、「組織との信頼関係」になっていることです。
担当者の方との信頼はもちろん大切です。
ですが、それだけでは継続的な支援にはつながりません。
この組織にとって今、本当に必要なことは何か
どのタイミングで、何を優先すべきか
表面に見えている課題の奥に、何があるのか
そうしたことを一緒に考え、
組織の歩みに合わせて伴走していくことで、
「この人に頼みたい」から一歩進んで、
「この組織に必要な存在」へと変わっていくのだと思います。

■家族を連れて青森へ行けたことが、何より嬉しかった理由
今回、青森へは家族を連れて行きました。
これは単に「働き方の自由がある」という話ではありません。
私にとっては、仕事と家庭のどちらかを犠牲にするのではなく、
どちらも大切にしながら、信頼の中で仕事ができていることの1つだと感じています。
もちろん、いつもそうできるわけではありません。
仕事は緊張感と責任を持って向き合うものですが、
子供と一緒にお伺いする企業では
「ご家族もどうぞ」と言っていただけるケースが多いのです。
ある企業では、子育てしながら働く女性のロールモデルとして、
ある企業では、家族ぐるみで取引できる信頼の証として
従業員のご家族も連れてきてほしいという経営者もいらっしゃいます。
信頼とは、
気を遣わなくてよい関係ではなく、
互いの立場や責任を理解した上で成り立つ関係だと考えています。
その積み重ねの先に、
仕事の枠を超えた温かなつながりが生まれることがある。
今回の出張は、そんなことをあらためて感じる機会になりました。

仕事とは、成果を出すことだけではなく、
信頼を積み重ねていくことでもある。
今回の出張を通して、
その原点を、あらためて思い出させていただきました。
これからも、一社一社、そして一つひとつの組織に丁寧に向き合いながら、
その成長に長く伴走できる存在でありたいと思います。


コメント