「やる気の問題ではない」 女性が陥る“ブランク”の本当の原因は、本人も気づいていない仕事経験にある
- mmarket15
- 11月19日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前
私たち一般社団法人ママリスは、「働きたい女性を社会に繋ぐ」というコンセプトで活動していますが、近年特に心を込めて力を入れているのが「お仕事体験レッスン」という、ちょっとユニークなサービスです。
これは、私たちが女性のキャリア支援を続ける中で気づいた「キャリアの偏り」という現実から生まれました。
◾️経験の「狭さ」が、可能性にフタをしてしまう現実
女性の皆さんとお話しする中で、このサービスを始めるきっかけとなった、ある重要な事実に気づきました。
それは、女性は子育てや、ある一定の年齢に達するまでの社会人としての経験が、どうしても「限定されてしまう」という現実です。
女性に限らず言えることではあるのですが、多くの方が、子育てが始まる前に経験した会社は1社か2社がほとんど。さらに、その中で部署の異動があったとしても、「これができます!」と自信を持って言えるスキルは、残念ながらかなり限定されていて、
例えば、「経理しかやったことがありません」「事務しかやったことがありません」という女性が非常に多いのです。
もしもう少し社会人経験が長ければ、違う視点が身についたり、違うスキルを持っていたりするはずなのに…。
こうした背景から、多くの女性が「本当はできるのに、やったことがないから、私にはできないと思い込んでいる」という、もったいない壁にぶつかってしまっているのです。
私たちは、この「もったいない壁」を、破りたいと考えています。
◾️「やったことがない」を「やってみたい!」に変えていく
そこで「よし、やろう!」と立ち上げたのが、この「お仕事体験レッスン」です。
内容は、中小企業の事務代行、文書の添削、研修講師など多岐に渡りますが、共通しているのは、必ず仕事のやり方を一から学んでいただき、未経験の分野にも果敢に挑戦していただく、というプロセスで、レッスンという名前ではありますが、正式な業務委託として依頼しています。
これにより、「できない」という前提を外し、視点とスキルをググッと拡張することができるようになります。
実際に参加された皆さんにも、驚くほどの変化が生まれています。
・経理専門だった女性が、大手企業の日報添削業務に挑戦。文章の書き方を学び、社員さんを勇気づけるポジティブなフィードバックをすることで、「この仕事が好きだ!」「やりがいがある!」という新たな適性を見つけました。
・幼稚園のパート教諭だったメンバーは、講師としてのレクチャーを受け、弊社の研修でサブ講師として登壇。講師技術をしっかりと身につけ、「講師ができる自分がいたんだ!」という新たな自分の一面に出会うことができました。
◾️夢ではない、「適正な報酬」を体感していただく
そして、この「お仕事体験レッスン」のもう一つの、とても大切な柱が「適正な報酬を支払う」ということです。
例えば、研修のサブ講師として登壇した場合、1日あたり5万円〜10万円といった具体的な報酬を、心を込めてお支払いしています。
時給900円で働いていた経験を持つメンバーは、「夢のようだ」「信じられない」と、心から喜びの声をあげてくださいましたし、日本語教師として派遣と変わらない報酬で働いていたメンバーも、同様に心底喜んでくれていました。
これは、単なる賃金の話ではなく、
「私は、この専門性に対して、社会からこれだけの価値を認められる人間なんだ!」という、熱い自己効力感と職業的な自信を、報酬という最も現実的な形で体感していただくことが、私たちの何よりの目的なのです。
報酬が発生しない案件でも「ぜひチャレンジしたい!」というメンバーがたくさんいるのは、この自信と、「成長したい」という本質的な意欲が結びついているからだと強く感じています。
私たちは、働きたいと願うすべての女性たちが、自分の可能性にこれ以上フタをすることなく、対等な立場で社会に参画できる「かっこいい環境づくり」に、これからも真摯に取り組んでいきます。





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