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「売る」を超えて、会話しながら自然と選んでいただく:業務委託契約のメンバーに、対話を実行していただくための勉強会

  • mmarket15
  • 10月16日
  • 読了時間: 3分

先日、連続してご依頼いただいている株式会社料理設計様の社内勉強会を、私の自宅兼事務所で開催いたしました。

コロナ前は研修会場としても使っていたこの場所を、久しぶりに活用しました。



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▪️会話の力で叶える「三方よし」:業務委託メンバーの自立を叶える勉強会


今回のテーマは、「お客様の理想を引き出す話の進め方と、提案の仕方」です。

目指すのは、「会話をしながら、自然と選ばれ、お客様に喜ばれる三方よしの状態」。この勉強会の背景には、二つの強い願いがありました。



一つは、業務委託で働くプロフェッショナルの皆様が、それぞれ自立して仕事を得ていけるようにという、社長の深い思い。



もう一つは、急成長中のケータリング事業において、お客様の細やかなご要望(「パンを中心にしたい」「花やグリーンもたくさん飾りたい」など)を会話から逃さず引き出し、最高の提案に繋げる体制を作ることです。



勉強会ではこのテーマを、SPIN話法をベースに探究しました。これは、単なる営業トークではなく、弊社で長年サポートしている、保険会社や外資系小売業のトレーニングで培ってきた、「売る」対話ではなく「質問をする」提案技法です。



ただ、質問は実際に提案する受講者の皆さんが考えなくては使えるようになりませんし、質問ばかりしても話はまとまらないので、その後自然と提案ができるように、とにかく皆で考えていきました。



結果、全員で悩みながらも、会社の真の強みと、お客様の期待との接点を深く探り合い、意見交換が止まらない、探究心に溢れた時間となりました。



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▪️心を解き放つ環境

学びを深めるために、環境の力も活用しました。

昼食には、なんと社長が自ら腕を振るわれた美味しいイタリアンが登場。共に料理を囲むことは、自然と笑顔が広がり、参加者間の心理的安全性が深める効果があります。



さらに午後のグループワークでは、「好きな場所で」と提案したところ、全グループが一斉にベランダへ!風に吹かれ、凝り固まった思考が解き放たれる中で模造紙を広げ、熱く語り合う姿は、自宅会場ならではの伸びやかさを感じさせました。



参加者からも「とにかく楽しかった」「久しぶりに研修を受けて昔を思い出した」と好評でした。



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▪️予定外の時間に生まれた、組織の推進力

勉強会の終盤には、「今日考えたトークの流れを、今後どう定着させ、全員で活用していくか?」という、経営者とメンバーが本音で未来を語り合う、建設的な対話が自然と生まれました。


組織の目指す方向に対する真摯な探究に繋がっていると感じ、胸が熱くなりました。



と、思っていたら、研修後に予想外の展開が。自宅ということもあり、残ったメンバーとコーヒーを飲みながらゆったりとおしゃべりをしていたところ、さらに重要な本音が飛び出したのです。


「会社が求めることに合わせた発言を(勉強会中に)した」「本音の部分はちょっと違う」──。

求められている答えではなく、本音が出てきた瞬間から、現実的な改善策が次々と生まれ始めました。決められたゴールではなく、企業の目的に合わせて柔軟に、本音を引き出し、具体的行動に繋げる。これこそが、私たちが目指す真の勉強会の価値です。



今回の学びと対話が、料理設計様のさらなる成長に繋がることを確信しています。

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